TOYOTA YUI Project

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「駐車」は
根本から変わる。

無人自動バレーパーキングシステム開発リーダー

岩田 洋一

岩田 洋一

クルマが勝手に自分でどっかへ

無人自動バレーパーキングシステムという、人が乗っていない車両を自動で駐車させるプロジェクトを担当しています。例えばデパートとか遊園地に行った時に、駐車場が混んでいて空きが見つからないこと、よくありますよね。そういう時に、デパートの入り口のすぐ前、遊園地のゲートのすぐ前でクルマを降りて、あとはクルマが勝手に自分でどっか行って駐車してきてくれる。帰る時には、事前に携帯電話で呼んでおけば、出口のすぐ目の前にクルマが勝手にやってきて、待っていてくれる。そういう世界を目指しています。技術的には、今回のLQのデモでもやらせて頂くんですけども、かなり確立できて来ています。あとはビジネス的に成り立つか成り立たないかというのがこれからの課題。

スペース革命を起こす

駐車場にクルマを停める時は、駐車した後に運転者が外に出るためのスペースがどうしても必要になりますよね。でも人が乗らずに駐車することができれば、いわゆる寿司詰め状態で、もうキワキワまで近づけてクルマを停められる。つまり同じ駐車場面積でもたくさんのクルマを駐車させることができるようになり、スペース効率が格段に上がる。スペース革命と言っても過言ではないと思います。目標としては、隣のクルマとの距離を10cmまで近づけたい。ぶつからないギリギリまで詰めたいと考えています。

革命を起こす、しかも安価に

人が乗っていないクルマが動く時に、絶対に事故を起こしてはいけません。事故を回避するための二重、三重の安全対策っていうのを織り込んでいます。そういうところも、将来的にビジネスに繋げようとする時に大事になりますので。その時インフラ側、つまり駐車場側にも色々な設備を入れていって、クルマ側と合わせて、便利で安全なシステムを作っていく。しかもコストパフォーマンス良く。具体的には、今普通に市販されているカメラやレーダーなどの装備をクルマにつけて、インフラ側も今の監視用のカメラが元々持っている機能を生かして、実現している。最先端のすごいセンサーは無しで実現するっていうのをコンセプトでやっています。デモだけでは終わらせず、将来につなげていくために。

夢がある

今、90歳になる母と同居していて。まだ歩けるんですけど、やっぱり長い距離歩くのは辛いんですね。どっか行こうとすると必ず、クルマで出かけます。これから高齢化社会になっていく時に、歩くのが辛くなっている人を助けるモビリティが必要だと思ってまして。その時、僕らが今やってる開発が生きてくる。クルマに乗ってどっかへ行って、目的地の入り口で降りて、後はクルマが勝手にどっか行っちゃってくれれば良い。さらに言うと、入り口から行きたい場所までの距離が長かった時には、例えばモビルスーツみたいなものに乗って移動したり。人が全く歩く必要がないという、そういうところまで行きたいですね。夢かもしれない。でも不可能じゃない。